医学生としての行動と規律を重んじる
人間性重視の医学教育を実施。

コメニウス大学は、1919年に創立されたスロバキア共和国でも最も歴史のある総合大学。大学の前身は、1465年にハンガリー王、Matthias Corvinus によりブラチスラバに設立されたAcademia Istropolitana。
現在、学生総数35,000人。医学部には、65の学科があり、毎年約3,000人の学生が入学し、そのうちの約10％が留学生になります。

留学生のための医学部英語プログラムは、1992 年に開始され、ヨーロッパ、アフリカ、アメリカなど、世界各地からの留学生が医学を学んでいます。生徒の行動の規律を重んじ担当教授の熱意が学生にひしひしと伝わる人間重視の教育を行っています。

技術に優れているだけでなく患者の心の痛みや悩みまで理解できる高い志をもった医師の育成を目指しています。特に留学生の多い英語のプログラムでは、将来世界の医学の進歩に貢献しグローバルに対応できる柔軟な医師を育成しています。日本人が少ない中で、日本に対しては大変好意的な国民性があります。医学部はブラチスラバにありますが、その分校がマルティンにあります。

スロバキア最大の医療施設で、
世界に通じる医学教育を実践。

コメニウス大学の医学部カリキュラムは、必修科目に加え、53の選択科目から構成されています。

年間60 単位の履修が必要で、1年生から解剖学や生理学といった専門科目を履修し、臨床実習で患者とのコミュニケーションをとるためのスロバキア語の授業もあります。臨床は3 年生から始まり、6 年生では殆どの学習時間が病院研修に充てられるので、日本の医学部と比較すると非常に実践的なカリキュラムとなっています。

国内最大の医学部ということから、医師を目指す優秀な学生が国内外から集まってきており、世界に通じる医学教育を実践しています。大学施設は、設立の歴史が深く、校舎の一部が市の歴史的建造物に指定されるほどです。格式、伝統を重んじる面が強く、学生の医学を志す心意気を大切にした、熱心な指導に徹しているのが特徴です。

高度な医療知識をもった
患者本位の治療ができる医師を育成。

コメニウスの大学病院は、スロバキア国内でも最大級の病院になります。
2,950 床を有し、全国各地から専門の医療を求めて多くの患者がこの病院に治療に訪れます。年間約19万人の入院患者がおり、外来では、200万人の患者を治療しています。

研修医にとっては特殊な医療や疾病患者の臨床の機会もあります。高度で質の高い安全な医療の提供を心がけ、大学で行う最先端の研究を臨床現場に還元することが大学病院の大きな役割です。よりよい医療人の育成を目指して、教育、研修、研究を実施しています。